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宝暦9年から代々続くお茶農家、小島亮一さん

2011-11-17

今回は京都府宇治市で有機低農薬・手摘み宇治茶をつくる小島亮一さんです。 宝暦9年(1760年)から、宇治の山里・白川郷で代々茶業を営み、現在10代目を継承されているそうです。
事務局:小島さんのお茶についてお知らせいただけますか。

小島さん(以下敬称略):
朝霧の中で育つ茶葉は、高級・良質茶です。11種類の優良品種を有機肥料・低農薬・手摘みと、私共はこだわり続け、日々研究を重ね栽培し、最高の技術で揉みあげています。

事務局:お茶作りでこだわっていることはありますか。

小島:
このところの地球温暖化によって、茶業も今までに経験したことのない環境で新茶時期を迎える年も少なくありません。しかし、どのような環境にも、順応できるよう生産・製造の技術を、これまで 以上に高めていくことが、先人から受け継いできた私共の使命と思っています。そして、お茶を愛していただいている皆様に、安全で美味しいものを供給していきたいと思っています。

事務局:お茶にまつわる話はありますか。

小島:
お茶づくりでは、興味深い言葉がいろいろあります。例えば、お茶を積んでいる場所を指して、「茶山」(ちゃやま)と言います。お茶摘みのリーダーの人を「引き手さん」と言ったり、朝6時からお茶を摘んでくださるお茶摘みさんの朝食に出すおにぎりを「おけんずい」と言ったりします。
また、お茶にまつわる言葉も多いのです。「宵越しの茶は飲むな」(お茶はいれたての美味しいうちに飲もうという意味)、など、古くからお茶が日常生活に根付いていたことが伺えます。

事務局:お茶の美味しい飲み方についてお知らせいただけますか。

小島:
40~50℃に冷ましたお湯を、茶葉を浸す程度に入れると徐々に針のように揉まれた茶葉が開いてきます。お茶碗には、順番に少しづつ注ぎ入れ、しっかりと出し切ると、何煎も美味しくいただけます。

小島さんの詳しい情報はこちらから確認頂けます
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